受取評価を迅速に

先日小型スピーカーを換えたことを匂わせましたが、購入したのはオーラトーンのスピーカーで以前はどこのスタジオにも置いてある小型スピーカーでした。

洪栄龍さんとスピーカーの話になった時に、洪さんからオーラトーンの名前が飛び出しました。すっかり記憶から飛んでしまっていた僕は思わず「うわ!懐かしい」と声に出す程でした。

それからこのスピーカーが気になって調べたところ復刻版が出ていることがわかりました。しかし新品を購入するというのも予算的にちょっと微妙なので〇〇〇〇を覗いてみました。そうしたら年代物が並ぶ中に最近の物が出品されていたんです。

どなたかが買う感じだったので、時々どうなったかなとながめていましたが、そのやりとりがなくなったので新しいし状態も良いようなので買うことに決めました。価格は新品の半分程度ですから、僕にとっては決して安い買い物ではありません。

家に届いてからはブログに書いたように音像がくっきりしてレコーディングのモニターとしてはとても良い買い物をしたと思っていましたが、エレクトリックピアノの音源を鳴らしていたら片側のスピーカーから僅かですがビビり音がしているのがわかりました。気になって注意深く見ているとスピーカー周りのウレタンのようなところに剥離しているのを発見しました。

それからスピーカーの構造を調べたり、ビビり発生の原因を調べたりしているときにふと閃いたのが「そうだあの店はまだあるんだろうか」ということでした。そのお店とは地元のオーディオ専門店んも老舗です。ネットに電話番号があったので電話をしてみたところ、やっているとのこと。早速スピーカーを持って出かけることにしました。

プロの見立てはウレタンのようなものの剥離が原因ではなく、入力過多でコイルに不具合が出ているのではないかということでした。ひとまず剥離の部分を接着していただいて戻ってきました。

残念ながらビビるエレクトリックピアノの音源を鳴らすと同じ症状が出ていました。とは言ってもよほど大きく鳴らさないと出ないので、ひとまずこのまま使うことに問題はなさそうです。

とここまで書いて、何を書きたかったのかといいますと、〇〇〇〇の出品者の方のコメントの中に「受取評価を迅速にしてくださる方」という条件があったんです。このビビりが元々あったのか、僕が使ってから出たのかはわからないのですが、受け取り評価をした段階で取引終了となりその後の品物に関してのやりとりはできなくなるシステムのようです。

もしも元々ビビりが出ていたのだとしても、コメントを信用して買った自分にも責任があるので怒る気持ちにはなりませんが、特にこのようなデリケートな品物の場合は「受取評価を迅速にしてくださる方」という表記には注意したほうが良いのかなと思ったことが書いた動機です。

それでもこのオーラトーンに出会ったおかげで音像のクリアさを体感することができました。スピーカーの構造も知ることができました。懐かしいオーディオ屋さんにも顔を出すことができました。そして今普段使いに大きな問題はないので、結果良かったんじゃん・・・と思っています。

それにしてもスピーカーが飛ぶということは知っていましたが、それがコイルが焼ける的なことだと初めて知りました。てっきり物理的に破損するんだと思っていたんです。まだまだ知らないことが多いですね。いや知らないことだらけなのかも。

日記, 音楽

Posted by buchi