隣人・ミルフィーユ・千葉

10/18/202202/07/2023

昨晩はアリシアの森のテーマトークお茶会でした。テーマは隣人（となりびと）です。吉村和記牧師からの発題を受けて、みなさんとの語らいが続きました。今回は自分を支えてくれたことばという視点での語らいでしたが、何度か目頭が熱くなるようなこともありました。

参加者の中で障害者の方々を支援しておられる方が、障害者の家族の方がおっしゃった「何かが人よりできなくても、できることをミルフィーユのように重ねていくことです」ということばを紹介してくださいました。そして、このことばは一朝一夕に生まれてきたのではなく、障害を持つ方と共に生きる中で紡がれてきたことばだと思う、と付け加えてくださいました。

このことは障害をもった方にだけあてはまることではなく、健常者と言われる自分達にも当てはまるなあと思いました。障害を得ているかどうかに関わらず、誰でもできないこと、不得意な事を抱えています。しかしそれらの事にトライし続けるならばミルフィーユの薄い１枚を形成することにつながるんだと思いました。できないこと、不得意な事は単にフィジカルなことに留まらず、心の持ち方、生き方にも関わってきます。自分もまだまだミルフィーユを作らなければと思った夜になりました。

テーマトークお茶会の良いところはどんな深刻なテーマでも和気あいあいとした、和やかな、自由な空気が流れているところです。ある千葉県在住の方がミルフィーユミルとは「千」のことで、フィーユは「葉っぱ」のことなので、ミルフィーユって「千葉」のことなんです、とひとこと。一気に場がなごみ「ちゃんちゃん！」という空気になりました。

「となりびと」というテーマは軽いようで掘り下げていくとそうではないことがわかります。自分にとっての隣人は誰かと考えるのとは逆に、自分を隣人としていてくれている、くれた、人は誰なんだろうと考えることもできます。そうすると数えきれないほど多くの隣人に支えられて今日があることに気がつきます。

隣人、ミルフィーユ、千葉。なんだか心に定着しそうな取り合わせです。

次回のテーマトークお茶会は１１月２１日の予定です。