「音」の再認識

最近楽しく感じるのが「音」です。それはさ一昨年から始めた「歌声ペトラ」を継続的に録音していることからわかってきた「音」の再認識が関係していると思います。それはそれは分かりやすく定規に例えるならば0点何ミリの違いが聴き分けられるようになってきたと感じることです。これは感じると言うよりも理解できてきたが正確かも知れません。

それを最近強く思ったのが宅録で使い始めたリバーブのプラグインとピックアップを替えたストラトキャスター、そして1万円以内で買ったVOXのギターアンプです。

まずリバーブをボーカルレコーディングで使用してみたところ、想定外の心地よさで歌いやすいのなんので正直驚きました。70年代にデビューしてから聴きなれた音色だからかも知れませんがとても気に入りました。

ストラトキャスターのピックアップは何台かのギターを手放すことがなければ思い付かないことでした。今回エレクトリックはストラト1台だけになったので少しでも気に入る音にしてやりたいと思い立ったんです。

そしてピックアップを本来のオリジナルに近いものに替えたところ、若い頃に持っていたオリジナルのストラトに近いというか、良い方向にブラッシュアップされた音が手に入りました。なのでついつい録音してみようと言う気持ちになり、次の歌声ペトラのレコーディングに使ってみました。新ストラト君のお披露目です。

そして安いVOXのアンプですが、これは自宅練習では多分1番人気のアンプです。とはいえ僕は7680円で手に入れたのですが、この価格ではおもちゃのような感じだろうと考えていました。ところが僕にとってはちゃんとした音が出てくれています。ちなみに現在の価格は300円程上がっています。

ところで最近円安の影響でしょうが物によってはサ〇〇〇〇スよりもアマゾンの方が安いものがあります。サ〇〇〇〇スも大変だなあと勝手に心配しています。既存の楽器屋さんは溜飲を下げているかも知れません。このアンプで学んだことは価格の先入観なしに音を聴ける耳ができてきたかなというところです。

デビューしてからだけでも45年が過ぎてもどれだけ本当の音が聴こえているのかは疑問です。見栄えとか価格とか評判で聴こえ方が違っている可能性があります。耳を澄ますってどんなことなんでしょうかね。耳を澄ませているのでしょうかね。

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