ギターとピックアップ(7)pure miniは・・・

07/09/2023

ここまで、メインのギターをレギュラースケールからミディアムスケールに変更することにしたことから始まった、ピックアップ交換に至る経緯を書いてきました。

前回はピックアップ交換をしてもらった、リペアマンの横山さんが衝撃的な言葉を言った・・・で終わっています。実はこれ、K&Kのピクアップを取り付けることに関して一番重要なことかもしれません。

その言葉とは「このピックアップはギターの良いところも悪いところも拾う」でした。これまで何年も横山さんにお世話になっていますが「ギターの悪いところ」という言葉を聞いたことがなかっただけにちょっとショックでした。

僕のミディアムスケールは20フレットあります。フレットというのはギターの指板に打ってある細い金属の棒で、音程を定めている、ピアノの鍵盤のようなものです。

横山さんがピックアップ設置後の最終チェックをしている時に、この120箇所ある音程の何箇所かで少し詰まった感じの音がすることに気がついたとのこと。そこで生音でチェックしてみると同じ結果だったということなんです。

ということはこのピクアップはギターそのものの音、弦メインではなく、ボディーや全体からの鳴りを拾っているということなですね。それは優れたピックアップであるということが言えますし、このピックアップの個性とも言えると思います。

さて今回のシリーズの結論です。K&KのPure Miniは取り付けるギターそのものの音を拾うので、このピックアップを付けたら音が良くなるということはありませんのでご注意ください。

もし音を良くしたい、変化させたい、というのでしたら僕のマホガニーのレギュラースケールに取り付けていたL.R.Baggsのアンセムが良いと思いますよ。

ところでK&Kのピックアップを使えるライブがしばらくないんだけど・・・。