僕の底は「悲しみ」

昨日は番組収録のために小田原へ出かけました。夫婦で出かけたことと時間に余裕があったので思い出をひとつと考え、圏央道を海まで突っ切って、西湘バイパスを通って小田原に入りました。この時に意外だったのは湾の曲線の向こうに見えてくる小田原の街。少しだけ高い建物が見える。が目に入ってきた時に感じた「悲しみ」のような気持ちでした。言葉にすると「遥か」と言う感じかもしれません。何か大切なものを遥かに眺めているような、近づいていけないような不思議な気持ちが湧いてきて僕にとってそれは「悲しみ」に感じられました。

たまにギターを持って新しい歌を口ずさんでみることがあります。そんな時に大概最初に出てくる言葉は「悲しみ」なんです。「涙」とか・・・。いつもどうしてなんだろうと訝っていたのですが、昨日遠く小田原の街を見た時に感じた「悲しみ」感がなんらかの答えを教えてくれたように感じました。

それは僕の底は「悲しみ」なのかもしれないと言うことです。通奏低音とでも言いましょうか。どうしてなのかはわかりませんし、わかりたくもないと言うことでもあるかもしれません。

光は闇の中に輝くように、だからこそ悲しみの畑に歌が発芽するのかもしれません。悲しみや孤独や恐れを怪しむことなく、そこから芽吹き育つ素敵なことがあるんだと理解すれば、悲しみあっての自分だと妙に納得してしまいます。

と言いつつ現場入りが2時だったので面白そうなお店でお昼を食べようと思い、事前に下調べをしていた寿庵と言う老舗のお蕎麦屋さんに入りました。

ここの名物蕎麦は宿場蕎麦という9種類の小鉢に盛り付けられたお蕎麦です。何やら日本橋から9番目の宿が小田原だったことが由来のようです。

演奏前にこの分量はどうかとも思ったのですが、これと普通のお蕎麦を頼んで二人でならいけるかとチャレンジしてみました。

店員さんに「宿場蕎麦をお願いします」と言ったら「ありがとうございます」と言う返事が返ってきたので、あんまり頼む人がいないのかな(そりゃあ地元の人は頼みませんよね)・・・とか、なかなかのお値段だからなあ・・・、とか余計なことを考えてしまった僕でした。

ところで真ん中のエビの天ぷらですが、これまで食べたどの海老天よりも美味しかったです。思わず「お〜!」と声に出ちゃうぐらいでした。

それからその右の地元てとれた梅の梅干しと大根おろしの一杯も美味しかったです。

あ!それとその右のゴマの白和?もかなり美味しかったです。

要は美味しかったってことですね。

先ほどの「悲しみ:話はどこ吹く風で、お腹いっぱいお蕎麦を堪能させてもらいました。

その後は小田原城の周りをぐるっとドライブして現場へ到着。収録も無事に終えることができました。放送は4月頃になるのではないかと思います。

ちなみにお蕎麦の写真はVlogカメラのZV-E10で撮りました。このカメラは持ち歩ける大きさなのでなるべく持ち出そうと思っています。

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