ギターとピックアップ（２）K&K pure mini
K&Kのピックアップ取り付けを終えた工房で実際に音を鳴らしながら横山さん（リペアをお願いしている方）といろいろ話をしました。ちなみにK&Kはエリッククラプトンも使用しているそうです。
まず音出しをしてみた感じではナチュラル感がグッと増して良い感じだと思いました。しかし横山さんが「気になるのがゲインが低いことなんですよ」と口にしました。
さてこのピックアップを取り付けている
画像はないかと探したところ、楽天のお店にあったので拝借しました。
ボディー側で弦を留めている木の部分をブリッジと呼びます。その上に弦に高さを与えるサドルがついています。そして弦を留めるための穴ボコが６本分空いています。
弦がどうして留まっているのか不思議だと思う方がいらっしゃるかもしれません。そうですよね。スチール弦の端っこに丸い金物が付いているのを知っている方がいらっしゃるかもしれません。それをボールエンドと言います。それを穴ボコに通してそこに穴ボコを埋める感じでブリッジピンという棒状のものを差し込むんです。そうするとボールエンドがギターの裏側の板にブリッジピンに押し込まれた形で留まります。
と言われても分かりにくいので書きました。汗
初心者の方がやってしまいがちなのがブ
リッジピンを思い切り強く差し込んでしまうことです。
でも絵をご覧いただくとわかるようにピンを強く押し込んだことで留まっているわけではないんで。ただしピンが固定していないのは良くないのである程度の力で押して固定させた方が良いです。
さてK&Kに話を戻しますが設置（貼り付ける）位置はブリッジプレートのサドルの裏側ということになります。このブリッジプレートは制作者によってサイズも材質も違います。そしてその違いがその楽器の音色に大きく影響するんです。僕のトンプソンの場合はK&Kの収音部がギリギリ設置できるサイズだったそうです。
ということでゲインが低い件ですが、それはブリッジプレートに影響を受けるようです。なのでゲインに関しては取り付けたギターの個体差による変化があるようなので、取り付け、あるいはK&Kや他のピックアップを含めて、ピックアップのタイプ、メーカの選択は良くわかる人に相談するのが賢明です。
ということで今回はゲインが低い・・・、まででした。（続く）