ギターとピックアップ(1)メインギター変更
これから何回か最近変えた、変わった、ギターに関することを書いていこうと思います。
その変化の兆しは春の洪栄龍さんとのライブから始まりました。それは洪さんが使用したギターに非高級(笑)なコンタクトピックアップ(ボディーに貼るタイプ)が取り付けてあったことです。
それは洪さんが、僕も長年リペアでお世話になっている横山さんから、コンタクトピックアップ自体は価格の高い物でも安い物でもほぼ同じなので、あとは取り付け方次第だと聞いてトライしてみたというピックアップでした。もちろん良い音がしていました。
さてここでギターの音を拾うピックアップについてですが、大まかに分けるとアクティブタイプとパッシブタイプに別れます。アクティブというのは電源を使うもので、パッシブは電源を使わないタイプです。
この電源は9V電池から取るので電池の残量を気にしていなければなりません。これが意外にしんどいんです。なので出力するジャックに差し込んでチェックする機器も持っています。
最近まで使ってきたマホガニーのトンプソンに取り付けていたピックアップは電池の残量がわかるようになっていました。これはとても安心でした。それでも残量が半分近くになると電池交換をしていました。というのも電池がフル充電の状態の方が音が良いと思うからです。
このピックアップはサドル(ブリッジの弦が載っている部分)直下のピエゾとエアーのマイクのふたつで収音していたので音も気に入っていました。
しかし今回ギターをショートスケールのトンプソンに戻すことにしたんです。それは左手の特に人差し指が思ったように使えないことが出てきて、こりゃあショートスケールに戻したらいいんじゃないかと考えてのことでした。指が思ったように使えないのは廊下と拾う、いや老化と疲労です。笑
さてこのショートスケールのトンプソンに取り付けていたピックアップはフィッシュマンのアクティブでサドル直下のピエゾでした。
そして今月初めの福原タカヨシくんとのライブで、彼が使っているのがパッシブのコンタクトピックアップでした。これまでも何回か書いていますが彼のギターはなんだか良い音がするんです。そこで思い切って僕も同じピックアップにしてみようと思い立ったんです。
それはこのピックアップです。K&Kという知らないメーカーなので、福ちゃんが使っていなければ選ばなかったと思います。
仕事として使うので音もさることながら機材としての安定感も大事です。音は良いけれども取り扱い注意というピックアップも実際にありました。ひとまずその辺も大丈夫かなと思い取り付けてみました。(続く)