ギターは未だに僕の友達
昨日はギターのリペアのことを書いたので、少し僕のギター遍歴的なことを書いてみようと思います。
まずギターとの出会いは小学校4年生の時でした。登校拒否で学校に行けなかった僕が登校し始めたご褒美に買ってもらったのがギターだったんです。どうしてギターを買ってもらったのかは不明ですが、僕は何かを勘違いしていたのかもしれません。その後ウクレレを手に入れて弾いていましたので。
小学校時代の勘違い話で思い出したのが、ステーキとレバーの勘違いです。実は僕は幼い時に父が亡くなっていて母一人子一人の境遇でした。なので学校から帰っても母親が帰ってくるまではひとりなわけです。
ある時何をステーキに憧れていたのか、お肉屋さんの陳列ケースの中にあったステーキのような形をしたお肉を母にせがんで買ってもらいました。今思えばレバーだったので母の財布も緩んだのだと思います。問題は母はお肉を食べない人だったので、ステーキとレバーの区別もつかなければ料理の仕方も知りませんでした。食卓にそのまま焼かれた大きなレバーが登場。小さく切ってワクワクしながら口に入れた瞬間のあのなんとも言えない味わいが忘れられません。結局一口も食べられなかったと思います。
というおっちょこちょいで思いこみの激しい子供でしたから、ウクレレとギターを間違ったのか、はたまた映画「禁じられた遊び」ギターに憧れたのかもしれません。こんな動画を見つけました。弾いているのは僕ではありませんからね。
それにしても登校拒否という人生の中でも大きな出来事、辛い出来事を通してギターと出会うなんて人生って味わい深いものです。まさか将来ギターを弾くことが仕事になるなんて考えもしませんでした。
出会ってから約60年。ギターは未だに僕の友達です。