いい仕事してますね!
ここのところ予備として使わなかったいくつかのメーカーの弦を引っ張り出して、改めてそれぞれの音比べ、弾き午後知比べをやっていました。今日はアーニーボールの弦を使う予定にしていましたが、一度張ったものの少し張りが弱く感じてしまいました。そのためにネックを調整するのも嫌だったので、すぐに外してマーチンの弦に張り直しました。ということで今日のコンサートからはマーチンの弦でいくことにします。
さてマーチンの弦の何が良いのかというと「ギターらしさ」です。ギターらしさってなんだろうかと言いますと、今風のエレアコの感じではなく、僕が若い頃に出会ったアコギのどこかゴリゴリっとしたあの感じです。以前のブログにそんなこんなを書いていたところ洪栄龍さんからこんなことを教えていただきました。それは11-52(1弦から6弦までの太さの表示)という同じカテゴリーの弦でもメーカーによって太さが違うことでした。
マーチンも良い弦ですが、比較したダダリオの弦も負けず劣らず良いのですが、そのゴリゴリっとした感じは劣るんです。弦の太さが違うことを教えてもらって「なるほど!」と思いました。マーチンの3弦は023、ダダリオは022、だそうです。アーニーボールはさらに4弦も細いとのことでした。
ということで一応調べてみました。ダダリオとマーチンはカスタムライトと呼びますが、アーニーはライトです。
マーチン 011、015、023、032、042、052
ダダリオ 011、015、022、032、042、052
アーニー 011、015、022、030、042、052
このわずかな違いで弾いた感じがああも違うかと思います。
もうひとつマーチンで特筆すべきことが低音の安定感です、なっている時に音の揺れが少なくて安定感があるんです。そして6弦の音量と表情のバランスがとても良い。「いい仕事してますね!」です。こりゃあ使うしかないでしょう。
しかしこれはあくまでも僕のギターに張って弾いた場合のことです。ギターはそれぞれ違いますので、それぞれで弦を張り替えては試してみることが不可欠です。