ああ、あの病院か・・・

妻の治療は通院での化学療法です。化学療法とはいわゆる抗癌剤の投与です。妻は20年ほど前に乳がんを患っているので、化学療法は2度目ということになります。乳がんの時はあまりに辛くてワンクールだけで、ツークール目は受けませんでした。乳がんはリンパ系のがんなので金メダルは10年とのことでしたが、妻はおかげさまでその10年をクリアして今に至っています。

そして今回2度目の化学療法を受けているわけですが、薬品の違いもあると思いますが、今回は吐き気もなく、食べることもできていますので、連れ合いの僕としては良かったと胸を撫で下ろしているところです。

昨日はその化学療法の日でした。診察が11時と遅めだったのですが、その1時間前に採血をして、その結果を受けての診察となるので、病院に入ったのは10時前です。結局採血自体が10時半を過ぎてしまい。診察は12時近くになってしまいました。もし採血の結果がよくなければ投与は見送りとなります。抗癌剤は受けるのも怖し、受けないのも怖しです。昨日の検査結果は良い結果で抗がん剤の投与をしていただくことができました。

診察を終えるとすぐに投与ではなく、妻のための調剤が始まります。その調剤にかかる時間が昨日は90分と掲示されていました。この間に昼食をとるのですが、昨日は「えい!」と院内のスタバにすることにしました。「えい!」というのは僕は、僕は、ですよスタバのコーヒーはそんなに好きではなく(内緒)、しかも良いお値段なので躊躇してしまうんです。でもたまには「えい!」ということで小さなイベント感覚でスタバを選びました。選ぶと言ってもローソンとの二択なんですがね。💦

結局抗癌剤の投与が始まったのが2時過ぎでした。投与には2時間ほどかかります。僕はどこかで時間をつぶさなければいけないのですが、ここまでの待ち時間に抱えていた仕事をやり終えることができたので、病院の周りを歩いてみることにしました。

そして凍った池を見つけて写真を撮りました。

写真は1枚撮ると続けて撮りたくなるもので、歩きながら撮り出しました。良かったらお付き合いください。

気がつけば遠くにヘリコプターの音がしてきました。「え!ドクターヘリ?」と思ったところ、まさかのドクターヘリでした。

どこに着陸したんだろうと探してみると、病院の屋上に降りていました。そしてしばらくしてまた飛び立って行きました。

こうした救急医療の現場にも接して、改めて医療現場の過酷さを感じました。院内のお医者さん、看護師さん、スタッフの皆さんは、いつお昼休みをとっているんだろう?というような仕事をなさっていますし、こうしてヘリを使っての救急搬送も危険が伴う大変なお仕事だと思います。本当にありがたいと思います。

5時も過ぎた頃に投与が終わり、お支払いの手続きも終えて薬局へ向かいます。こちらはオンラインで受付をしてもらえるので、陽が落ちる頃には家に帰ることができました。これだけの写真情報があると「ああ、あの病院か・・・」とお分かりになった方が多いかもしれないですね。