大人の階段登る

今日は今週2度目の通院日でした。妻の体調が良くないということではなく、1日目は検査で今日は診察だけの通院です。写真は帰り際の空があまりにのどかな空だったので撮りましたが、後で見たら指が入っていました。💦

ところで妻の抗癌剤治療が始まった11月末からは、感染を避ける必要があるのでほとんど家から出ることがありません。そんな中で病院へ行くことはいろいろな人がいて、社会に触れるというか、外出感というか・・・、があります。今後の治療方針によりますが、妻が自由に行きたいところへ行けるようになったら良いなと思います。

家にいると問題なのは運動不足と孤立感です。筋肉を維持することは治療にとっても大切なことなので、散歩程度でもトライできたら良いのですが、気分の方がなかなかそうはいかないものです。

孤立感に関しては多くの癌患者の方が経験されるようです。それはまず自分が周りから特別視されるだろうなと想像してしまいますし(実際にそうだと思います)、出会った相手がどうことばをかけて良いか迷うだろうなと思ったりで複雑です。そして人からは励ますことばをかけられるわけですが、癌患者が傷つくことばとしては「癌患者には見えない」とか「元気そうで良かった」とか「大丈夫」とかでしょうか。どのことばも良かれと思って発せられるので、本人としてももどう対応して良いかわからないということになります。この辺のことは側にいる人(僕)がケアしてあげなければいけないことだと思います。でも対人にも慣れていかないといけないので臆病になり過ぎずに、少しずつ社会的関わりを持っていくしかないのだと思います。

とにかく様々なハードルを一気に越えようとすることはいけない、とお医者さんからもストップがかけられていますので、ぼちぼち心身と相談しながら階段を登る感じかなと思っています。これは妻だけではなく僕も一緒にです。そう言えば「大人の階段登る〜」とかいう歌のコマーシャルがありましたね。