絵を描くように撮る
先月半ばに長年の念願が叶ったことがありました。それは著名な写真家野村貞方さんにポートレイトを撮影してもらいたいという願いです。
野村さんとは親しくさせてもらっている友人なので、何度も食事をしたりしているのですが、撮影の依頼だけは敷居が高くて口にしてきませんでした。
しかしこの度コロナの開き直り後押しもあって、ダメもとで撮影してもらえるかどうか訊いてみることにしました。そうしたらなんとOKの返事をもらえたんです(涙)。
どうしてそんなに尻込みをするかといえば、ずっと第一線で活躍されてきているのはもちろん、2006年にはニューヨークADCmより”世界の75人のカメラマン”に選ばれたような人物なんです。なので尻込みするのは当たり前ですよね。ちなみに野村さんのWiki → 野村貞方さん
実は昨年来配信での活動が増えてきて感じたことは見え方って大事だということでした。動画にしても写真にしてもただ写っているだけではだめです。できればその人自身の魅力や空気感や個性が投影されていて欲しいわけです。
そんな気持ちが強くなったこともあって今回撮影依頼をしてみることにしました。この写真は僕のサイト『MAKOTO BOX』のトップに掲載した写真のトリミングをしていないものです。
野村さんの撮影で想像はしていたものの驚いたのは、絵を描くように撮っていたことでした。撮影というと数打ちゃ当たる的な要素も場面によっては必要ですが、野村さんの切ったシャッターの数は半日で50回も切っていないと思います。それが僕には絵を描いているような感じがしました。
野村さんに撮ってもらいたいと思われた方がいらっしゃったらどうぞおっしゃってください。お取次しますよ。