プリセット
ギンイロヒコーキからイープラスでの配信をしてくれるエンジニア(彼は映像だけでなく音楽スタジオのエンジニアとして経験を積んできた人です)と話した時に、レコーディングのマイクプリアンプの設定方法など貴重なことを教えてもらいました。
そのひとつにリバーブやコンプレッサーのように録音した音に効果を与えるエフェクターの話になりました。多くのエフェクターにはプリセットが組まれています。例えばリバーブならば、「ギター用のクリーンなリバーブ」とか「暖かな感じのするリバーブ」みたいなことです。
僕はなぜかプリセットというものは使わないものという考えを持っていました。特にプロのエンジニアならば特に・・・。でもそれが全く違っていました。プロのエンジニアは作業時間の短縮が勝負でもあります。そのためにはプリセットを使いこなすことが有益だと教えてくれました。
画像はLogic Pro付属のリバーブのプリセットのひとつです。これはミドルルームですが部屋の大きさによって違うプリセットがこれくらいありますから、逆に使いこなすのは大変でもあるわけです。
しかしプリセットを活用するということは目から鱗で、最近では積極的にプリセットを使うようになりました。もちろんプリセットからの微調整は加えることがありますが。でも音を聴いてそれでよければプリセットのままで良いわけです。要は音なんですよね。
要は音だと分かっていても機材に頼りたくなったりして遠回りするのが自分の弱いところからかもしれません。しかし機材独特の音があるのでそれはそれか・・・。とにかく音楽をやる人は音を聴きましょう。と自分に言ってみる。