HANDVEIL

遠方でのコンサートをキャンセルさせていただいたせいもあって、ここ2週間ほど爪を切らずにいました。少し伸びた爪を眺めていたらふとフィンガリング(ギターの指弾きのこと)のためにこのまま爪を伸ばしてみようかと思い立ちました。

以前はずっと爪を伸ばしていましたが(伸ばすと言ってもせいぜい長くても5ミリ程度です)、ここしばらくは爪を使わずに弾いてきました。大雑把なことを言いますとギタリストの場合爪を伸ばしている方が普通だと思います。

爪を使うと音がよりクリアになり音量も上がります。高音から低音までのバランスは多分この方が良いと思いますが、爪の維持管理がなかなか大変なんです。削れるは良いとしても、割れる、折れる等々面倒です。クラシックのギタリストではいざという時のために足の爪を伸ばしておいて、それで補修するという人もいます。僕も実際にやったことがあります。

ですから爪の補強のためにいろいろ試してきました。安価なところではアロンアルファーをマニキュアのように塗る方法。高価なところでは専用のネイルケアセットを使う方法。そして今回はこんなものを見つけたので使ってみることにしました。

メンソレータムのハンドベールというものです。価格も見た目もいい感じです。早速つけてみていますがまだガンガン弾いていないので効果は分かりません。週末から2回のコンサートがあるのでどんな感じかが楽しみです。

ところで爪を補強する時に難しいのが本来の爪らしさを保つことかなと思います。しっかり固め過ぎるとピックのような感じの音になってしまうんです。それも慣れてしまうと違いがわからなくなってしまいますが、理想的には爪の硬さのままで補強してくれることです。そんな補強財があれば欲しいですね。このハンドベール・リッチネイルがそうだったら嬉しいんですが。