ペトラのみんなありがとう

昨晩は歌声ペトラの仲間たちが、僕たち夫婦を支援するためにと急遽歌声ペトラを開いてくれました。僕たちは1日病院でしたので参加することはできませんでしたが、会場には多くの方々が集ってくださったとのことで、僕たちを心にかけてくださる方が大勢いらっしゃることに励ましをいただきました。

妻の病が見つかったことから閉じられたこともありますが、こうして開かれたこともあります。歌声ペトラが今後も開催されることになるかどうかはわかりませんが、これらの出来事の中に摂理のような不思議を感じています。開催してくれた仲間たちに改めて感謝します。そして今日仲間の一人が代表して我が家を訪ねてくれることになりました。

歌声ペトラは1990年代の終わり頃に大塚野百合さんが書かれた「讃美歌・聖歌物語」を読んだことがきっかけになりました。それは教会で歌われる讃美歌や聖歌の作者は生涯に1000曲、2000曲、3000曲も作った方がいるということを知ったことです。毎週の礼拝ごとに新しい歌が生まれていたのだそうです。

ならば日本生まれの賛美歌を1000曲ぐらい作ってみたいものだと思い、関根先生に話したところ「よし!やろう」ということになったんです。結局10年ほど前に毎月発表する会場が使えなくなったり何やらで256曲でストップしてしまいましたが、20年近く毎月継続させてもらうことができました。

その中の7番目の曲が皆様に1番歌っていただけている「GOD BLESS YOU」です。作った当初は本人たちもこれほど歌われる曲になるとは思ってもみませんでした。しかし事実は小説より奇なりで、海外でも翻訳されて歌われるような曲になりました。

僕は3年ほど前からYouTubeに歌声ペトラの全曲をアップすべくがんばっています。コロナ禍にあってはこのレコーディングをしていたおかげで演奏のスキルを保つことができました。また宅録のスキルも徐々に身についてきました。もっと若い頃に真剣に宅録をしていたら、これまでレコーディングした作品ももっと良いものになったんじゃないか・・・、と思うほどです。

人生の中の20年って結構長いですよね。その間仲間達と歌声ペトラを続けられたことは大きな財産だと思います。歌声ペトラで生まれてきた曲たち、出会った多くの方々、出来事の一つひとつがかけがえのないものです。そして今歌声ペトラに助けてもらうことになるなんて考えてもみませんでした。

昨晩は本当にありがとうございました。妻の病は手強い相手ではありますが、焦らずに、頑張れることはがんばりながら歩いて行こうと思っています。ひと月ほど前、妻に「歌声ペトラを歌ってみる?」と訊いたところ、「歌いたい」と言ったので、107番「あなたは休むことなく」から106番、105番と降順に妻が歌っています。ぜひお聴きください。