頭に乗らないように

最近近くにできたスーパーは県内には1店舗しかない新しいコンセプトのお店で、オーガニック製品が多数置いてあります。それは野菜から加工品まで様々です。最近オーガニックと減塩にこだわった食事を始めた我が家にとってはもってこいのスーパーです。

オーガニックとの表示するには規制がかけられています。日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会のサイトにはこのように記されていました。

日本のJAS法では、有機農産物と有機畜産物、有機加工食品を「オーガニック」として表示(販売)する場合、生産者や加工業者は、登録認証機関の検査・認証を受け、有機JASマークを付けることが義務付けられています。

この制度は、2000年から(畜産物は2020年から)強制法として施行になりましたが、それ以前は「有機表示のガイドライン」に基づいて、生産者や加工業者の自主的確認のみで有機表示できました。しかし当時から、ガイドラインを満たさない食品がオーガニックとして販売され、市場は混乱。真面目にオーガニックを作っている人たちまで疑われるという由々しき事態に陥っていました。

そんな折、国際的にもオーガニックの表示ルールを決めようという機運が高まり、国連の下部組織であるコーデックス委員会で議論が行われ、1999年コーデックス規格が発行されました。翌年には、コーデックス規格に基づいてJAS法のオーガニック表示ルールが確立したわけです。

しかし現在、JAS法で検査・認証が求められるのは、先述した「有機農産物」、「有機加工食品」「有機畜産物」で、水産物やそれらの加工品、食品以外の繊維や化粧品などは、オーガニック表示のための検査・認証が強制になっていません。理由は、これらの商品が市場でオーガニック表示されるケースが少なく、混乱していないためです。

僕は詳しくはありませんが、野菜の場合栽培中に農薬を使わないというだけではオーガニックとは言えないようです。その場合には栽培中農薬無使用と表記してあります。この辺は消費者もちょっと混乱するところですね。

当初はオーガニック野菜とは農薬を使っていないとか、肥料が有機だとか、無肥料とか、ある意味外側の汚染に関してのことのように思っていましたが、次第に肥料や農薬を使うことによって、見栄えは良くても本来の野菜の養分を損なってしまっている可能性があることを知りました。形は同じでも中身が違うのなら多少高くてもオーガニックを選ぶことには意味があると思っています。

ところでこのスーパーには鮮魚コーナーがあり、海から遠いこの辺ではなかなかお目にかかれない新鮮で珍しい魚が売られています。一昨日に生のホッケを買ってきたので、昨日フライパンで焼きました。生のホッケをこの辺りで売っていたのは初めて見ました。

実は最近料理をしながら、包丁で指を切ったりするような、多少慣れてきた故の事故が起きそうな気がして気をつけていたんですが、昨日とうとうやってしまいました。指を切ったのではなく、指を火傷しそうになったんです。

それはホッケに焼き色がついているかを見るためにちょっとびっくり返そうとして、左手でフライパンを皿のように掴みそうになったんです。実際に親指がフライパンに触れたので「やばい」と思ったんですが、幸い瞬時に離したので火傷というほどのことにはなりませんでした。ちょっと慣れてきたあたりにこういう事ってやりがちですよね。

若い頃左官屋さんのバイトでビルの2階か3階の足場を一輪車を押して移動している時に、片足を空中に踏み出したことがありました。この時も瞬時に気がついて大事に至りませんでしたが、危なかったです。瞬時に気がついてって、ちょっと自慢が入っている感じもしますね。でも本当に頭に乗らないようにしないといけません。

ところで初めてフライパンでホッケを焼きましたが、ホクホクして美味しかったです。まあこれはムニエルですかね。