ご褒美ラーメン

昨夜妻は術後8日ぶりに夜6、7時間眠ることができました。これまで日々痛みと眠れぬ夜を過ごす妻。その孤独と不安を思うと僕も辛くてたまりませんでした。

そんな中昨晩は夕食からオンラインで一緒に食事をしましたが、食べ終わったら妻が「眠くなってきた」というので「そのまま寝ちゃえばいいよ」と返しました。でも歯を磨いてから寝るというので、そんなこんなしているうちに眠気が飛んでいってしまわなければ良いが・・・、と案じましたが、ベッドに戻り横になると眠れそうな感じになっていました。やがて妻は眠ることができ、画面の中の妻は2時間ほど寝入っていました。僕はその姿を見ながら、嬉しくてありがたくてどうしようもありませんでした。しばらくして看護師さんが入ってきた音がしましたが、よく寝ているのでそのまま退室していってくれたようでした。

でも寝る前に飲む薬があるので大丈夫かな・・・、と思っていたのですが、消灯時間を過ぎたくらいで目が覚めて、看護師さんから薬をもらって飲んでからまた横になりました。見ているとどうやらまた眠れているようなので、映像は切ってLINEに「おやすみ」の挨拶を送りました。しかしそれには既読がつかなかったので、こりゃあ寝たな!と僕も本当にほっとしました。なんせ8日ぶりですからね。

そしてなんと昨日は院内のコンビニへ出かけても良いとのお達しが出て、買い物に行ってきたようです。ということで食べ物の差し入れもOKになったので、今日はいなり寿司やカロリーメイト等々を差し入れしてきました。

病院を出たのがお昼を回ったところだったので、久しぶりにラーメンでも食べようと思いました。まあ僕のささやかなご褒美ラーメンというところです。どのお店にするか迷ったのですが、大咲という魚介系ラーメンにしました。

最近の医学では癌患者の家族も患者として対応してくださっています。確かにそうだと思います。僕は癌になってはいないし、お腹を切ってもいませんが、僕なりに心身ともにストレスにさらされてきました。自分が傷まないことが余計に辛いという面もあると思います。なので自分が壊れないようにすることも家族の大事な努めになります。というわけで少しほっとした日ぐらいラーメンにでも行くかということにしたわけです。

外食でのラーメンは去年の10月以来だと思います。大咲は久しぶりでしたがとても美味しかったです。

さすがにまだ退院の時期はわかりませんが、そろそろ退院後の生活のことを考え始めても良さそうです。妻になんとしてもサバイブしてもらうために、食事療法その他を楽しく笑いながら続けなくちゃと思っています。