歌える主夫
先日のライブではギターをミディアムスケールのギターからロングスケールのギターに戻しました。理由はマホガニーの鳴りも楽しみたいなという程度の理由です。昨年ミディアムスケールにした理由はフレットの間隔が短いので弾きやすいということからでしたが、今回試しにロングスケールを弾いてみたら以前よりは弾きにくさを感じなかった、ということもあります。
どちらのギターもメーカーはトンプソンですが、ミディアムスケールはボディーがローズウッド、ロングスケールの方はマホガニーです。マホガニーの方が重さも軽く鳴りが柔らかな感じです。もうひとつ違うのがピックアップです。ミディアムスケールの方は電池を使わないパッシブタイプで、ロングスケールの方は電池を使うアクティブタイプです。それぞれの出力が違うので事前にプリアンプその他の調整をして臨みましたが結果は良かったと思います。
実はなんと先日のライブが今年初のライブでした。終わりの方のMCで、妻の闘病のことがあり今日は4ヶ月ぶりのライブであること、そしてこれまでは妻のケアをするために主夫業を頑張ってきたので、僕は「歌える主夫」なんですよとジョーク?を飛ばしてみました。でもこれは現実なわけで、そんな歌うたいがいても良いわけだし、その辺がひょっとしたらフォークシンガーというものに近いのかもしれないなあなんて思います。
6月には夫婦で歌えるのならば夫婦で歌って欲しいという予定がふたつあります。次は由美子さんもそこへ向けての調整ということになります。術後4ヶ月でそこまでたどり着けたらすごいですね。
今はふたりにひとりが癌を患う時代です。由美子さんは以前の乳がんと今回との2回、癌を得たわけです。なんか僕の分を背負ってくれているような不思議な気持ちもしています。だから主夫になるぐらいなんでもありません。できることはなんでもさせてもらいたいと思います。それも歌でしょう。