週末のキャンセル

今週末は高松と東広島市民クリスマスの予定をいただいてましたが、妻の闘病との兼ね合いで、やむなくキャンセルさせていただきました。どちらも直前の先月にキャンセルの打診をさせていただくというご無理をお願いしてしまいましたが、すぐに調整をしてくださり、承諾していたくことができました。

実際に妻の闘病が始まってみるとやはり宿泊を含むコンサートへ伺うことはできなかったと改めて思っています。高松と東広島の主催者の方には改めてお詫びと感謝を申し上げます。

妻のことを少しだけお伝えしますと、この夏くらいから体調を崩しておりましたが、10月に入ってから癌が見つかり先週から抗癌剤の投与が始まっています。実は今日も週に1度の投与の日でして、僕は病院のテラスでこのブログを書いています。

病と共存して暮らすという表現がありますが、共存というにはちょっと重たすぎる病ではありまが、その重さも含めて共存してゆかなければという決意が少しずつ醸成されてきているような気もしています。

明日のことは明日が心配します、との聖書のみことばがあります。癌が見つかってからふと「ガン無視」ということばが浮かびました。悪ふざけみたいですが、癌であることを知らんぷりするというのではなく、癌であることをしっかり受け入れつつも、癌に支配されないようにしなければという思いから、ふと口にしたことばです。最初は僕自身ちょっとねえ・・・、と思いましたが、今ではまんざら間違っていないのではないかという思いがしています。

ある方が不安や恐れは滝のように降ってくるが。そこに立ち続けていればそれらは落ちていってしまうとおっしゃっています。これも、そうは言ってもね、と思われる方がいらっしゃると思いますが、僕はそうだと思います。僕たちは降ってくる恐れや不安を素早く握って支配されてしまうことが多いと思います。バカみたいですが気にしないで立ち続けていればそれらは落っこちていってしまいます。

明日のことは明日が心配するってすごいことばだなと思います。